どうやって暖をとるか

 だんだんと寒くなってきて、世の中は冬です。
 こんなときに災害が起きたら、どうやって暖をとったらいいか、あなたは考えたことがありますか。
 ある程度の田舎まで行くと、燃やせる木や草がたくさんありますから、それを燃え移らない場所まで運んでいって焚き火をすれば充分に暖を取ることができます。
また、地震など状況によっては倒壊した家を薪代わりに使うこともできるでしょう。
では、都会地ではどうでしょうか。身の回りを見回して、何か燃やせるものがあるかどうかを考えてみてください。せいぜい公園の木や葉っぱというところでしょうが、圧倒的に燃やせるものが少ないのが現状です。倒壊するような家屋もさほどないでしょうし、冬に被災すると冷えと戦わなくてはならなくなります。
 寒さをしのぐには、風を遮って身体の周りから体温を逃がさないということを以前書きましたが、安定的に体温を維持しようと思ったら外部からの熱があるほうが有利です。
 例えば使い捨てカイロが一つあるだけでも、暖の取り方は全く変わってきます。また、安全対策の問題はありますがろうそくでも暖を取ることが可能です。外部からの熱量があると、身体で無理に熱を作る必要がなくなるので、体力を温存できて生存確率も上昇しますので、何か暖をとれる手段を考えておいてください。
 もしも何かを燃やして暖をとるのであれば、それに火をつける道具も念のために準備する必要があります。保存性を考えると、ライターよりはマッチの方がよさそうです。最近はやりのファイヤスターターもいざというときの備えとしては有効です。いずれにしても使い慣れないと火がつけられないので、しっかりと事前に練習をしておきましょう。
 ともあれ、いざというときにあなたの命をつないでくれる暖を取るための手段。しっかりと考えておいてくださいね。

指示待ちでは助からない

 災害発生時において最も重要なのは、自分で安全を判断できることです。
 ですが、この国に住んでいる多くの人は誰かの指示を待っている状態。例えば、行政の避難情報や消防団の巡回、テレビやラジオからの避難の呼びかけなど、誰かからの指示があって始めて避難するということが多いなと感じます。別に指示待ちは本人が決めたことなのでどうでもいいのですが、その結果としてその判断をした「自分以外の誰かが悪い」という状況を作り出してしまいます。
 結果的に避難が必要なかったような事例であれば、「あいつが逃げろと言ったから逃げたのに無駄な時間を使わせやがって」と文句の一つもいうようになり、その発言を聞いた人は、絶対に一緒に避難するもんかとと思ってしまうのではないでしょうか。少なくとも、私は誘う気にはなりません。隣近所のつきあいがあって、避難しなければ死んでしまうだろうなと思ったとしても、です。
 確かに、災害で避難するか否かを判断するためにはいろいろな知識を取得して、判断するための情報に意識を向けておかなければなりません。それが面倒だという人もいらっしゃるでしょう。ただ、自分の命を自分以外の誰かの判断にゆだねると言うことは、もしもその判断が間違っていたときに、自分が死ぬことになってしまいます。また、みんなでどうしようと考えているうちに被災してしまう可能性もあります。
 避難するタイミングは人それぞれです。10人いれば10通りの判断基準があるわけなので、自分で自分の判断基準を定めて逃げ方なども決めておきたいですね。
「自分の命は自分で守る」
 こと災害に関しては、まずは自分の安全の確保が第一になります。こういったことを書くといろいろと言われてしまうのですが、自分が安全でなければ人の救助などできるわけがありません。
 繰り返しになりますが、指示待ちではなく、自分の命は自分で守ることを基本にして、ご自身の防災計画を策定していただければなと思っています。

「やさしい日本語」はみんなにわかりやすい

 最近の災害報道では、以前のように難しい言葉や字幕を使わないことが増えています。特に危険が迫っているときには「今何が起きているのか?」と「どうすればいいのか」だけ伝われば行動にはうつしてもらえます。それが目的です。また、文字が読めない人もいますので、アナウンサーがやはり同じ条件で、普段と異なり少しだけ感情を込めて「高いところへ逃げてください」などと具体的かつわかりやすく伝えています。
 では災害後はどうかというと、行政から発信される情報は、残念ながら難しい言い回しでかかれていることが殆どで、日本語の理解が十分でない人には非常にわかりにくいものになっています。
 そのため、災害後には行政が発表する各種情報を「やさしい日本語」に置き換えて誰もが言いたいことがわかる作業をするボランティアが必要となってきます。
 特に外国から働きに来ている人は普段の生活で使っている日本語くらいしかわかりませんので、どうやって伝えるかを試行錯誤して文章にしていくことになります。ただ、行政の出す情報はとにかく量が多い上に提供から支援開始までの時間が非常に短いという問題があり、ボランティアもやさしい日本語にする書類を選んで訳している状態です。でも、普通に書かれた行政からのお知らせをわかりやすい日本語に直すことは、日本語の知識のある人であれば基本的には誰でもできると思います。小さなニュアンスの違いは発生するとしても基本的な情報が伝わるか伝わらないかは、その後の行動に大きく差が出てきますから、快適な生活をするためにもその場にいる人たちがその処理ができるといいなぁと考えます。
 やさしい日本語は、いかに短いフレーズでいかに簡単にわかりやすく伝えるかを目的にしていますので、例えば避難所などではお年寄りと子どもが一緒になってこういう翻訳作業をすれば、言い回しや書き方など、ちょうどいい頭の体操になるのではないでしょうか。
 また、やさしい日本語は文字も大きく書くため、老眼にもやさしく、年寄りにも読み取れる程度の情報量です。
 誰にとってもメリットのある「やさしい日本語」。
 いざというときに備えて、日頃見ている文章を「やさしい日本語」にするとどういうフレーズになるのかを考えてみるのも面白いのではないでしょうか。
 島根国際センター発行の「やさしい日本語」のテキストをリンクしておきますので、興味のある方は是非ご一読ください。

身を守る努力とはなにか

 災害時にしないといけないことと言うといろいろありますが、あなたは最初に何をすべきだと思いますか。いろいろな考え方がありますが、まずは身を守って自分の命を守ること。これが第一なのではないでしょうか。
 避難訓練というと、大前提になるのは自分が五体満足で無事でいるということなのですが、これは自分の命を守れて始めて訓練になるものです。こけたり倒れたり何かの下敷きになったりして怪我をしたり動けなくなったり、最悪の場合は死んでしまうかもしれません。地震では「シェイクアウト」や「ダンゴムシのポーズ」が有名ですが、他の災害でも、まずは自分の命を守ることを最優先に考えます。
 命を守るにはどうすればいいか。水害や津波でも、自分の命を守るための行動についてしっかりと考え、いざ本番の時にきちんと動けるようにしておかなければなりません。普段から自分を守るためにはどうすればいいかを、頭のどこかで考える癖をつけてください。最初はくたびれますが、慣れてくると安全な場所が目につくようになってきます。最終的には無意識のうちにそういった安全な場所を選んでいるようになりますので、頭上、足下、周囲に怪我をしそうなものがないかどうか意識的に確認するようにしましょう。
 そして、避難する判断を他人にゆだねないこと。避難はあくまでも自分が行うものです。自分の心身の条件や移動する時間、受け入れてくれそうな場所の選定などを考慮してどこへいつどうやって逃げるのかを決めておきます。必ずしもその判断に従わないといけないわけではありませんが、自分が準備した避難基準がなぜそうなったのかについてはしっかりと考え、自分で納得しておいてください。また、実際に動いてみるといろいろなことがわかります。とても逃げられない場所であったり、あえて避難の必要が無かったりというような状態は、実際に歩いてみないとわからないものです。
 自分の身を守るということは、そんなに大上段に構えるものではなく、毎日のちょっとした積み重ねが結果的に身を守ってくれることにつながるのだと思います。ちいさなことですが普段から準備をしておくことです。

非常用持ち出し袋も衣替えを忘れずに

 急激に寒くなってきましたが、あなたは風邪など引いていませんでしょうか?
 使っている服たちは、すでに冬物に変わっていると思いますが、非常用持ち出し袋や非常用備蓄品に入れられている下着や衣服たちもきちんと確認していますか。
 非常用持ち出し袋の中にある非常食や水の賞味期限は割と気をつけている人が多いのですが、服関係については案外と無頓着な方が多いような気がします。
 非常食や水の点検、あるいは衣替えに合わせて、非常用持ち出し袋の中の下着の確認と、服の入れ替えをしておきましょう。また、子どもさんがいるおうちではセットされている服が子どもたちに着られるかどうかの確認も必要です。
せっかく準備している非常用持ち出し袋なのですから、非常時にしっかりと役に立つように、食べ物や電池類だけでなく、衣類や小物についても確認をしておいてくださいね。

ラジオの準備をしておこう

 災害時にもっとも頼りになるのは、個人的にはラジオだと思っています。
 携帯タイプのラジオであれば、非常用持ち出し袋に入れていても、普段使いでもさほど邪魔にはなりませんし、地震や何かが起きたときでも避難しながらリアルタイムの情報を得ることができます。よく災害時にはラジオが一番と言われるのは、持ち運びが楽で場所も取らず、ある程度精度のある災害情報を確実に受け取ることができるからです。
 では、災害の時に頼りになるラジオというのはどのようなものなのでしょうか。ラジオに限らず、電化製品は電気を使うことが前提で作られていますので、乾電池や蓄電池の持ちがいいか、あるいは手回し式や太陽パネルをつけて自分で発電できるものが重宝されます。
 災害時には環境が極端に悪くなることも多いですので、防水防塵あたりの装備はあったほうが安心です。
 また、ラジオとしてはAM、FMの両方が拾えるタイプでないといけません。近距離であればFM波で充分ですが、大規模災害などの場合には、それなりの距離でも聞くことのできるAM波が入るラジオが有効です。
 よく災害用ということでライトやランタン、携帯電話の充電器や時計などがついていて多機能を謳っているものも多いのですが、ラジオの電池の出力がなければそれらの装備は充分に使えませんので、あまり多機能にしないほうが無難だと思います。また、手回し充電器でも機械によってずいぶんと効率が異なるので注意してください。一般的には、それなりの値段でよく売れているものだとそれなりの機能を有していると思っています。
 ラジオは非常用と言うことで、買ったらそのまま非常用持ち出し袋に詰めておしまいという人も多いと思いますが、使い方をしっかりと覚えておかないとあとで面倒なことになりますので、ラジオを買ったら、まずは使い方と電池交換の仕方、電池の規格と必要な本数を確認しておき、できればスペアを用意しておきましょう。
その上で、実際に電源を入れて、そのラジオが聞き取りやすいのか聞き取りにくいのか、チューナーは使いやすいか否か、もし発電機を搭載しているのであれば、その発電能力でどれくらいの間ラジオが聴けるのかも一つの基準となるでしょう。
 災害時には、ラジオは貴重な情報源となります。そのラジオがきちんと使えるように、しっかりと使い方を覚えておいて欲しいものです。

わからないことは聞いてみる

 災害発生後、やらないといけないことがたくさんあります。緊急を要するものから、急がないけれどやっておかないといけないこと、とりあえずやらなくていいことまで、さまざまなものがごちゃごちゃになってあなたに判断を迫ってきますが、
そんなときに限って、優先度をどうつけるべきかの情報を持っていなかったり、何をどうどこへ頼んだらいいのかがわからなかったりするものです。
 そういうときに、処理が進む人と進まない人の大きな違いは、「自分がわからないことが聞けるかどうか」です。
 災害復旧の一歩を踏み出すためには何から手をつけたらいいのかが自分でわかる人など、何度も被災した人でも無い限りはまずいません。どうしたらいいのかがわからなければ、わかる人に聞けばいいというだけのことです。
 災害後には社会福祉協議会、NPOをはじめとするさまざまな団体がいろいろな分野で被災者の助けになりたいと技術や知識を持って被災地へやってきますので、 それらを上手に活用すればいいのです。
 そのためには、まず自分が何に困っているのかをはっきりさせて、それに対する支援や助言がどうやったら受けられるのかを確認します。自治会や社会福祉協議会の窓口、地域NPOなどが御用聞きに回るボランティアも最近は出てきていますので、そういったきちんとした伝手がある人たちに困りごとを相談して助けてもらうということです。
 わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざもありますが、わからないことはわからないと素直に教えてもらうことで、それぞれのプロが適切な支援や助言がもらえ、最終的に一人で考えるよりもそうとう早く復旧をすることができるようになるのです。災害の復旧は、まずわからないことをわからないと知ること、そして次にわからないことを教えてもらうこと。これだけで復旧の速度と正確性は飛躍的に上がりますので、わからないと落ち込む前にわからないと声を上げるようにしてください。
 ちなみに、御用聞きボランティアと似たものに必要のない修理を高額で押しつける詐欺グループや、人のいない家を狙ってボランティアのように振る舞いながら活動をする空き巣がいますが、両者の違いはあなたの困りごとにどう答えてくれるかです。あなたのいろいろな困りごとを一気に相談して、きちんと答えて段取りが説明でき、できることできないことがはっきりと言えるなら大丈夫かもしれませんが、そうでなければ、怒るか文句を言うか、それとも脅しにかかるかの行動を取ることが多いですので、その場合には速やかに警察に出動を依頼してください。

水を確保する

 防災グッズについては本当にさまざまなものがあり、何から揃えればいいのか非常に目移りします。ですが、どうしてもこれだけは準備しておいてほしいものを一つあげろと言われると、私は水をあげます。
 他のものは代用品がいろいろとあるのですが、こと水に関して言うと代用品がないのです。ついでに書くと、非常食は基本的に乾燥しているものが多いため、アルファ米のように戻すにしても、乾パンやクラッカーのようにそのまま食べられるものでも、どちらにしても水は必要となります。
 飲用だけではありません。けがをしたときの傷口の洗浄にも、手や顔を洗うのにも、調理、洗濯。掃除など、すべての生活の基礎に水が存在するのですが、この水を作り出そうとすると非常な困難が伴うのです。
 最近は高性能な浄水器がいろいろと登場していますが、マニュアルをよく読んでみると化学物質の濾過はできなかったり、泥水や海水が使えなかったり、いろいろと制限があります。
 水を作るのであれば、浄水器以外にも、濾過器や湯沸かしの蒸気を冷ましたり、夜露や雨を集めたりといろいろとやり方はありますが、どれも非効率的です。
 水道が破損して使えない場合には、井戸を頼るしかありませんが、使っていない井戸だと、水が痛んでいないか、汚染されていないかをしっかりと確認しておく必要があります。
 そんなこんなを考えていくと、結論として水は水のまま確保して保管しておくのが一番早いし手間もかからずコストも安いということがわかりました。
 宅配水のウォーターサーバーを使っているのなら、予備の水タンクを一つ準備しておくとか、2リットルのペットボトル6本組みを準備しておくとか、何らかの形で水を保存しておくといろいろと使えます。
 面倒くさければ水道水をペットボトルに詰めて密封すれば、数日は持たせることができますし、18リットル入りの灯油缶を水専用として準備しておくのもありでしょう。
 水道に関して言えば、被災してもすぐには止まらないことが多いですから、被災したときにいかに水をためておくかを考え、道具を準備しておくことも忘れないようにしたいですね。
 また、機会を作って、普段自分たちが一日にどれ位の水を使っているのかを調べてみるのもいいと思います。節水できるところはするとして、一日に必要な水の量を調べて、それを三日分準備しておけば、とりあえずはなんとかなります。日常生活で仕事や学校などにいるときには、さすがに大量の水を持ち歩くわけにはいかないと思いますが、200mlくらいでもいいので、いざというときに備えた飲用水を準備して持ち歩くようにしたいものです。


 普段どれ位水を使っているのかを知り、準備しておくことは自分の安心にもつながります。機会を作って、是非一度自分や家族の水の使用量と最低限必要な量を調べ、知っておくようにしてくださいね。

津波てんでんこ

 東日本大震災で有名になった言葉に「津波てんでんこ」があります。
 この言葉、定期的に起きる大津波の時の対応を伝承したものかと思いきや、意外に新しく1990年にできたものなのだそうです。
 意味は「津波が来たらてんでばらばらに逃げろ」ということで、自分さえ助かればいいのかという批判的な意見も結構聞くのですが、本来の意味は「津波が来たらまずはそれぞれに自分の命を確保する。親、子、その他気になる人たちもそれぞれに自分の命を確保しているので、心配せずに逃げなさい」という感じになります。
 もう少し詳しく書くと、津波に対する防災対策は究極的には高いところに逃げるしかありません。万里の長城と呼ばれた超巨大な防波堤が、東日本大震災であっけなく壊れてしまったことを覚えている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、自然災害、こと津波に関しては防ぎようがないのが現実でいかに早く高台に逃げるかが鍵となります。津波が来るからと言って家族などを迎えに行っていると、全員が津波に飲まれて死んでしまいますから、それぞれがお互いを待つことなく高台へ避難することをルールとして決めておこう、ということなのです。
 こういった決めごとは、いろいろな災害の時に素早く動くためにあらかじめ家族で話し合っておく必要があります。
 表面的な話ではなく、それぞれが自分の命を確保し、状況が落ち着いてからあらかじめ決めておいたやり方に従って合流することを決めることで、無用な心配も無謀なお迎えもしなくてすみます。
 何もないときだからこそ、家族や親しい人同士でいざとなったらどうするか、そして状況が落ち着いたらどんな風に合流するかをしっかりと決め、確認しておきたいものですね。

訓練はうそをつかない

 以前に子どもの絵本を読んでいたとき、東京消防庁の標語の一つとして「訓練はうそをつかない」という言葉があることを知りました。
 そのとき「なるほどな」と思ったのですが、経験していないことや想定していないことをいきなりやれと言われても、なかなかできるものではありません。
でも、さまざまな想定を考えてそれに対処する方法を決め確実にできるための訓練をしていれば、いざというときでも想定したことが起きるだけなので、慌てず粛々と対応をすることが可能です。
 最近はさまざまな単位で防災訓練が行われていますが、お仕着せの訓練ではなく、地域でしっかりとした防災計画を持ち意識を持った防災訓練をおこなっているところは、さまざまな被害が出るとしても人的被害は限りなく0に近い数値になっている気がしています。
 訓練参加者がどこまで真剣に考えているかという問題はありますが、少なくとも参加することで流れを知り覚えることはできます。安全な避難先まで時間がどれ位かかって、途中どんな障害があってどういった対応をすればいいのかといったことは現地を知らなければ考えることはできませんが、訓練に参加することで問題点を理解しやすくなり、対応も考えやすくなります。そして訓練の時にさまざまなことを考えて修正を加えていくことで、災害本番の時の生存確率はどんどん上げることができます。
「訓練はうそをつかない」
 お散歩に出る前に最寄りの避難所を調べ、避難経路を作り、天気のいい日にお散歩の一環として一度歩いてみる。これは立派な避難訓練です。できれば複数の避難所まで歩いて、かかる時間や問題点を知っておくだけでも全然違います。
 一人でも家族でも友人とでも地域でも、簡単なものでよいので防災訓練を習慣化しておくことをお勧めします。