【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

包帯を巻くのは結構難しい

 2021年10月27日に益田市立高津小学校のクラブ活動で防災クラブを開催しました。
 今回は「助けよう、助かろう」をテーマに、前日にあった避難訓練で怪我をしないように気をつけていたかという問いかけをし、その後大けがをした場合の病院でのトリアージについて少し触れ、それから圧迫止血法を中心とする応急手当と担架での搬送を体験してもらいました。

うまく巻けたかな?


 毎回時間配分がうまくできなくてドタバタになるのですが、今回はかなり強引に進めて時間内になんとか終了することができました。
 応急処置にしても担架での搬送にしても、実際に体験してみないとわからないことが多いので、今回はさわりだけでも体験してもらえてよかったのではないかと思っています。

有人で担架を担ぐと緊張感がでる。慎重に階段を上がる。


 今の学校は保健室が充実しているので、ちょっとした怪我でも保健室で手当を受けることができます。
 でも、簡単な応急処置が自分でできるようになっていると、いざというときだけでなく、普段の生活の中でも役に立つのではないかなと思います。
 毎回お世話になっている防災クラブ担当の先生と、毎回参加してくれている子ども達に感謝します。

防災マップづくりの結果を考える

 先日益田市高津地内で地域の防災マップを作ってみました。
 実施する範囲が狭いのと、災害を地震に絞ったので1時間程度で終わるかと思ったのですが、思ったよりも子ども達の間でいろいろと話し合うことになったり、悩んでしまうことになったりして、こちらが想定したよりも時間がかかってしまったようです。
 どうして時間がかかったのかを終了後に子ども達に尋ねてみたのですが、帰ってきた回答は次のとおりでした。
・ひびの入ったブロック塀がたくさんあって危険の範囲をどう考えたらいいかわからなくなった。
・倒れそうな家があちこちにあって、狭い道が多かった。避難ができるのか考えてしまった。
・狭い道からいきなり大きな道に面してしまうので、気をつけないと飛び出しになってしまいそう。止まれも横断歩道もないので危ないけれど、防災に入れて良いのか考えた。
・通学路が狭くて該当がなかった。暗くなって帰るときに気にしていなかったけれど、考えてみたら危なそう。
・誰にも出会わなかったのでちょっと怖かった。
 などなど、子ども達が普段意識していなかったものにいろいろと気づいてしまってグループの中で話し合っているうちに時間が過ぎてしまったようです。
 この結果、実は以前に防災マップづくりを通学路点検としてやったときにも出ていた問題で、地域の特性と言えるのかもしれません。


 そのときは調査した結果は学校に提出したのですが、その後の通学路の見直しにはつながっていませんし、周囲の環境も変わっていません。
 地域の方にもお話はさせてもらっていますが、そこまで何とかしなければ、という意識まではつながらないようで、一部は修繕していただけましたが、多くはそのままになっています。自治会や子ども会で主催してやっていただければ、点検の後、どのように安全を確保していくかという一歩がしっかり踏み出せて一番良いのですが、コロナ禍ということもあり、なかなかそこまではできないのが実際のようです。
 参加してくれた子ども達への防災の意識付け、という当所の開催目的は達成できているのですが、もう一つの「地域をより安全にする」という目的は達成できていません。
 どのようにすれば「起きるかもしれない事故」に備えてお金をかけてもらえるのかを、少し真面目に考える必要があるのかもしれません。
 大人も子どもも一緒になって点検すると、ひょっとしたら地域を変えるきっかけになるかもしれませんから、あなたの地区でも一度やってみませんか。
もしもお手伝いが必要であれば、当研究所でもお手伝いはできますので、お近くであればぜひ一度、メールにてお声がけ下さい。
よろしくお願いします。

【活動報告】防災マップづくりを開催しました

 去る9月25日、益田市高津上市地区で小学生向け防災マップづくりを開催しました。当日は開催できる場所の確保ができず、青空教室になってしまいましたが、晴天のもと、総勢8名の子が集まってくれてタブレットを使った「地震」に対する防災マップづくりをしてくれました。


 対象地区は割と狭かったのですが、2班にわかれた子ども達はさまざまな「危険なところ」「安全なところ」「役に立つところ」を探してくれ、予定していた1時間半では時間が足りないというくらいに一生懸命やってくれました。
 コロナ禍の関係で完成させるところまではできず、後日これを取りまとめる作業をしますが、出来上がった地図は「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」に応募して、評価を受けたいと考えています。
 また、参加してくれた子ども達にも配布し、それぞれの災害対策に役立ててもらいたいと思います。
 参加してくれた子ども達、支援してくれたスタッフの皆様、そして取材に来たのにお手伝いしてくださった益田市市民活動支援センターの方に心からお礼申し上げます。

【開催報告】防災研修会を開催しました。

 去る9月18日、益田市民学習センターにおいて防災研修会を開催しました。
 内容は「災害ってなんだろう?」ということで、災害の種類と基本的な逃げ方についてお話をさせていただきました。
 今回の参加者は当研究所の会員様ばかりで、講師をする側にとっては授業参観のようで非常に緊張しましたが、講義後に出席者の皆様からさまざまなご指摘をいただき、今後よりよいものを提供できるのでは無いかと自信をつけることができました。
 今回は土曜日の夜と言うことで、忙しく、そしてお疲れの中、参加していただきました皆様にお礼申し上げます。
 また、今後も不定期になると思いますが、小さな防災研修会を開催していきたいと思っていますので、興味があってご都合のつく方は是非一度参加してみて下さい。
 お待ちしております。

【終了しました】防災マップ作成会を開催します

 毎年当研究所が行っている小学生向けの防災マップ作成会を開催します。
 期日は9月25日10時~12時。場所は高津地区です。
 今回は損保協会様のぼうさい探検隊マップコンクールからタブレット端末をお借りしてデジタルマップによる防災マップ作成をやりたいと考えています。
 集合場所や具体的な防災マップ作成エリアなど、詳しい内容につきましては、当研究所メールからお問い合わせ下さい。
 また、見学についても若干名ですが受け入れ可能です。
 興味のある方のご参加もお待ちしております。
 なお、今回作成したマップは損保協会様主催のぼうさい探検隊マップコンクールに応募することになりますので、ご了承いただければと思います。
 それから、防災マップを作ってみたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、そのお手伝いもできると思いますので、ご連絡いただければ幸いです。

【お知らせ】防災研修会を開催します【終了しました】

 最近よく耳にするようになった「災害」という言葉ですが、あなたはこの言葉でどんな状況を想像しますか?
 今回は「災害」という言葉に注目し、災害と、その災害のとき、どのようにしたらあなたの命が守れるのかについて一緒に考えていきたいと思っています。
 災害について漠然としたイメージしか無い方や、災害対策と聞いて何をしたらいいのか分からない方、何かヒントがつかめるかもしれません。
 興味のある方のご参加をお待ちしております。

開催日時:2021年 9月18日(土)18:30~20:30
開催場所:益田市市民センター第103会議室(益田市元町)
募集人員:10名
募集方法:事前申し込み。定員になり次第締め切りとします。

参加費:会員 300円(資料代)
    一般 500円(会場使用料、資料代)

開催内容:1.災害とはなんだろう?
     2.その災害で身を守る方法
     3.助けられる人から助ける人へ
講師:石西防災研究所・伊藤(防災士)

【活動報告】防災研修会を開催しました。

新型コロナウイルス感染症対策で充分な間隔と換気をしながらの研修会でした。

 2021年8月28日、益田市市民学習センターで防災研修会を開催しました。
 今回は「避難所設営、基本の「き」」というタイトルで、避難所を設営するまでの前手順について、従事する人や対象となる施設でどのような準備をしておかないといけないのかについてお話をさせていただきました。
 また、後半では避難所運営ゲーム(通称「HUG」)の最初だけを体験していただき、避難所開設で事前準備がどれ位重要なのかについて知っていただきました。

HUGで避難者をどこへ収容するかで頭を悩ませています。正解はありませんが、事前に決めておくと判断がものすごく楽になることを体験してもらいました。


 いただいたコメントでは「事前準備をかなりしっかりとやっておかないと対応が難しそう」「地元の集会所の対応がどうなっているのかを確認してみる」など、拙い説明でしたが何かを感じていただけたのかなと思っています。
 市内で新型コロナウイルス感染症が流行しているため、参加者の皆様同士の自己紹介や意見交換が充分にできなかったのが心残りですが、参加していただいた方の地域の避難所の運営が少しでも楽になるといいなと考えています。
 当研究所では、今後もこういったちょっとした研修会をやっていきたいと考えていますので、興味のある方は、よかったら事前申し込みの上で一度覗いてみてください。
 今回の研修会にご出席いただきました皆様に、厚くお礼申し上げます。

【お知らせ】ますだすまいる通信96号に掲載いただきました

 益田市役所の市民活動支援センター様が発行しているますだすまいる通信96号(令和3年8月発行)で当研究所をご紹介いただきました。
 表紙では8月28日開催予定の研修会のお知らせ、2ページ目には去る7月15日に二条公民館様のお楽しみ教室でさせていただいた防災教室の内容を掲載していただきました。
 当研究所のPRがへたくそなため、集客に苦労しているのが正直なところなのですが、こういった形で活動の一端をご紹介いただけるのはとてもありがたいことです。
 今後また掲載していただけるような内容を作っていけるように努力していかねばと、気持ちを引き締めて活動を続けていきたいと思っています。
 このたび掲載をいただきました益田市民活動支援センター様及び担当者様にお礼申し上げます。
 なお、内容については益田市民活動支援センターのウェブサイトへのリンクを貼っておきますので、よかったらみてやってください。

令和3年度市民活動支援センター情報誌「ますだすまいる通信」(96号が該当です)

【活動報告?】川遊び&水難事故防止講習会が中止になりました

 去る8月9日、益田市匹見町の広見川で今年2回目の川遊び&水難事故防止講習会を開催する予定でした。
 が、当日は台風第9号の襲来により、川遊びも水難事故防止講習もできる状態ではなく、やむなく中止させていただきました。
 今年度は会員及びそのご友人に限定したイベントとなっているため、連絡はすばやくでき、中止についてもご理解いただけたのですが、楽しみにしていた方には申し訳ないなと思っております。が、さすがに氾濫危険水位まで上昇しているような状態では川遊びなどできません。

当日の高津川高角観測所付近。かなりの濁流となっている。

 この夏、もう一度どこかでできるといいのですが、あとは天気次第。
 参加を予定されていた皆様にお礼申し上げるとともに、またご参加いただけることを願っております。

【活動報告】川遊び体験会を開催しました。

 令和3年8月1日、会員様からのご要望で益田市隅村町の匹見川で川遊び体験を開催しました。
 当日は非常に良い天気で、最近雨が降っていないことから水量も少なく、小さな子でも割と安心して遊べるような状態のなかの川遊び。
 今回はあまり難しいことはいわず、川に飛び込んだり流れてみたり、魚を網で捕まえようとしたり、水辺の生き物を観察したりと、それぞれに遊びを楽しんでいました。

川の流れの強さを渡ってみることで体験してみる。


 とはいえ、水の怖さを知ってもらうという意味も込めて、目標を決めて流れを横切って渡ったのに思った場所にたどり着けないことや、流されたときに流れに逆らって泳いでもまったく進まない体験などをしてもらい、ライフジャケットでの流れ方や浮き方なども体験してもらいました。

両手両足を広げて浮いてみる。顔を起こして流れる先が見えるのはライフジャケットの効果。

 参加した子ども達はライフジャケットを着たり脱いだりしながら川での浮き方やライフジャケットの調整法を体験し、ライフジャケットを正しく着ると安心して遊べると感じてくれたようです。
暖かかったこともあって途中休憩を挟みながら2時間、しっかりと川遊びを楽しみました。


 ちなみに、川魚はすばしこくて一匹も捕まえることができず、当所研究員は悔しがりながらそれでも写真を撮っていました。
 今シーズンは会員及び会員のお友達に限定しての企画となっていますが、親子や家族で一緒に水の楽しさや怖さを知ってもらえたらうれしいです。
 突然の開催にもかかわらず参加していただきました皆様にお礼申し上げます。