【活動報告】高津小学校防災クラブを開催しました

 昨年度に引き続き、益田市立高津小学校様からご依頼をいただけたので、今年も防災クラブを開催できました。
 クラブ活動は年度ごとに参加してくれる子どもさんが入れ替わるのですが、去年に引き続いてこのクラブを選んでくれた子ども達もいて、講師としてとてもうれしい限りです。
 そういった子達の期待に応えられるように頑張りたいと思っています。
 4月26日の第1回は、「災害ってなんだろう?」をテーマにいくつかの事例を取り上げて考えてみてもらいました。
 普段耳慣れないけれど、知っておきたい警報音や、地震や大雨の映像を見たり、台車に乗って横揺れ体験をしてみたりしてもらいました。

台車に机を乗せ、先生の合図で机の下に潜り込んで横揺れを体験してみる。身体を支えるのが意外と難しいことがわかる。

 警報音を聞いて身を守る行動を取ってもらうという演習では、警報音を聞いても全員が椅子に座ったままで「同調性バイアス」を見せてくれましたので、周囲を気にせず行動して欲しいというお話をすることができました。
 最後にはハザードマップを見てもらい、家に帰ってから自分の家にあるハザードマップで家や通学路の危険な場所を確認しておくのを宿題にしてみました。
 見なかったからと言って別にペナルティはないことは説明してありますが、帰ってから確認してくれているといいなと思います。
 確認してみたところ、今年度は頭を使うことよりも身体を使う方がいいという肉体派の子どもさん達なので、できるだけ身体を動かす災害対策体験を組んでみたいと考えています。
 参加してくれた子ども達、そして担当の先生に感謝します。

ダニに気をつけよう

 暖かくなって人の活動が活発になってくると、よく出会うようになってくるのがダニです。
 出会うだけならいいのですが、ダニ類は病気を媒介することが多い生物ですので、かまれないように注意する必要があります。
 マダニでは「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」「日本紅斑熱」「ライム病」、同じダニの仲間のツツガムシが媒介するツツガムシ病なども有名なところです。
 イエダニではせいぜい咬まれてかゆいくらいですが、マダニやツツガムシに咬まれると、かゆい上に取れない、その上病気にかかる可能性がありますので、できるだけ咬まれないように注意する必要があります。

1.マダニの種類

 マダニと言っても種類はいろいろありますが、中国地方では主にフタトゲチマダニやタネガタマダニなどが見られるようです。


 また、ツツガムシもいます。
 大きさは3~8ミリと大きく、目で確認できます。また、硬い外皮に覆われているのも特徴です。

2.咬まれないようにするためにはどうするか

 ダニは森林や草むら、藪、畑などに生息しています。そのため、そういった場所に立ち入るときには肌の露出をなるべく防ぐように長袖長ズボン、長靴や帽子、手袋などを着用するようにします。
 ダニに潜り込まれないように服の裾は露出しないようにしておきます。
 また、ダニがとりついたことがすぐにわかるように、着用する服はなるべく明るい色にし、ダニがつきにくい化学繊維素材でできているものがよいでしょう。
 それらを装備した上で、マダニに効果のある防虫スプレーをしっかりと吹いておくことが必要です。
 ディートやイカリジンといったマダニが忌避するような成分が入っているものを使うようにし、使うときには必ず使用上の注意を読んで正しく使うようにしてください。
 帰宅したらすぐに服を着替え、脱いだ服は直射日光を当てるか乾燥機で乾燥処理するようにします。
 ダニは乾燥に弱いので、乾かすことで万が一連れて帰ってしまった場合でも確実に殺すことができます。
 また、着替えと併せてお風呂に入って身体にマダニがついていないかをチェックして下さい。

3.咬まれていたらどうするか

 不幸にしてマダニがかみついているのを発見したら、なるべく早くマダニを撤去する必要があります。
 マダニをそのまま放っておくと、マダニが取れなくなってしまうからです
 ただ、マダニは構造上刺し口が皮膚の中にしっかりと入っているため、無理して取ろうとすると刺し口だけが皮膚内に残って取り除くのが非常にやっかいなことになる場合があります。
 皮膚科に行って取ってもらうのが一番確実ではありますが、休日や夜間などで病院にかかれない場合もあります。
 そんなときにはかみついているマダニの上からたっぷりのワセリンを塗ってやりましょう。
 塗ってから30分もたつと、マダニが簡単に取れるようになります。
 ワセリンだけでなく、油脂性のクリームやバターなどでも同様にマダニを取れやすくする効果が期待できます。

4.病気になるとどうなる?

ダニに咬まれたあと、そのダニが病原体を持っていた場合に発症します。
山に入ったことやダニに咬まれたことを医者に説明して、早めの診察と治療にとりかかってもらわないと、危険になる病気が多いので注意が必要です。

1)重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

SFTSでは、咬まれてから6~14日程度で発熱や食欲低下、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛など消化器官系の症状がでます。
重症になると死ぬこともありますので、発症したら早めの処置が必要となります。

2)日本紅斑熱

日本紅斑熱は咬まれてから2~8日程度で発熱、発疹、頭痛、倦怠感などの症状が現れます。
ツツガムシ病によく似ている症状のため、確定がなかなか難しいようですが、早めの治療は必須です。

3)ライム病

ライム病は咬まれてから数日~数週間で発症します。初期には的のような紅斑が現れることが多く、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感など、インフルエンザにかかったかのような症状が出ます。
一月もすると皮膚や神経、眼の症状や不整脈、関節炎などのさまざまな症状が現れます。
最終的には慢性関節炎や皮膚炎、慢性脳脊髄炎などが発症します。

4)ツツガムシ病

ツツガムシ病では、咬まれてから10~14日程度で悪寒をともなう高熱が出ます。頭痛、筋肉痛、全身倦怠感なども出ます。
発症2~3日後には全身に紅斑や紫斑がでます。
放置しておくと、脳炎や肺炎、心不全などで死亡する事例もありますので、早めの処置が必須です。

マダニは野生鳥獣、特に鹿が多い地域では非常にたくさん発生しています。
荒廃した農地や野生鳥獣の増加によって、ダニが好む環境が作られ、数が増えていると考えることができます。
ダニに咬まれないようにすることで、ダニが持っている病気にもかからずに済みます。
マダニの生息域に入る前には、しっかりとした防除する体制を取るようにしてくださいね。

問題点はなんだろう

 災害に備えてさまざまな訓練をするわけですが、その訓練の目的は2つあると思っています。
 一つは資機材に習熟すること。訓練でしっかりと取り扱いができるようになっているからこそ、いざ災害のときでも問題なく資機材を使うことができるので、災害対策で備えている資機材は必ず使って慣れておく必要があります。
 そしてもう一つは、いざというときに発生するであろう問題点をあらかじめ洗い出しておくことです。
 実戦を想定した訓練では、どんなに完璧に行動しようとしても必ず問題が出るものです。その問題への対策を考えて又訓練し、という繰り返しによって、いざというときに機敏で確実に助かるための行動をとることができるようになります。
 ただ、なぜか訓練ではシナリオに従って完璧にこなさなければいけない風潮があり、訓練のための訓練になっているような気がしてなりません。
 訓練だからこそ、さまざまな意地悪な想定をしてさまざまな失敗をし、それを踏まえてより安全に助かる方法を考えることができるのですが、「うまくいかなかった=失敗」となると、心情的に失敗は嫌なので失敗させるような訓練は阻止しようという意識が働くものです。
 訓練のための訓練だとやる側は考えなくて済むので楽ですし、運営側も理不尽に怒られなくて済むので、本当に災害が起きるかもという考えがない限りは自然にそちらへ流れていくのは仕方のないことだと思います。
 それはともかく、訓練をしたときにどのような問題が発生したのかをチェックすることは非常に重要なことです。
 本当は参加者全部から訓練に対する意見を出してもらって訓練結果に反映できるようにすることが理想ですが、もしも意見を集める場がないとしても、あなたが災害対策の訓練に参加するときには、ぜひ問題点を考えながら参加して欲しいと思います。そして、できればその問題点の解決方法も併せて考えてください。
 訓練のための訓練であっても、問題点を探す目と解決策を考える頭が動いていれば、その訓練はあなたにとって必ず役に立つものになります。
 せっかく訓練に参加するのですから、あなたが生き残る確率を上げるために、少しだけ目線を変えてみて下さい。

【活動報告】第1回総会を開催しました

 令和3年5月23日に益田市の益田市民学習センターで当研究所が法人成りして初めての総会を開催しました。
 正会員10名全員のご参加をいただき、議案全てに対して全会一致で賛同をいただき、令和2年度の完了と令和3年度の活動が開始されることになりました。
 新型コロナウイルス感染症が地域で蔓延しており、行く先が混沌としていますが、それでも災害対策は進めていかなければなりません。
 会員の皆様方の思いを大切にして、気分も新たに新年度の活動を行っていきたいと思っています。
 お忙しい中お集まりいただき、陰に日向にご支援いただいている正会員の皆様に、こころから御礼申し上げます。

お水を持って歩こう

 災害が発生して断水が起きると、自動販売機やコンビニなどの店頭から真っ先に消えるのがお水です。
 特に都会地ではその傾向が強く、公共交通機関が止まったときなどは徒歩で帰宅する人達がこぞって買い込んで遅れると水分が何も手に入らなくなります。
 断水していなければ水道で水を汲むことができるのですが、水を汲むための容器がないとどうにもなりません。
 そして、水のペットボトル以上に水を汲んで運べる容器が手に入る確率は低いです。
 そこで、普段持ち歩くカバンにペットボトルや水筒を入れてお水を持って歩くようにしてはどうでしょうか。

ダイソーで見つけた300円のステンレスボトル。140ml入るので、ちょっとした持ち歩きに便利。重量もそんなになく、カバンの中でも水漏れしにくいので便利ではある。


 最近は持ち歩くのにも便利な少量のペットボトルやステンレスボトルも出ていて、これならカバンに入っていてもさほど邪魔にならないと思います。
 ステンレスボトルで水を持ち歩くのならば、普段使いの水筒にすれば、中の水が痛んだりすることなくいざというときの備えもできます。
 殆ど中身がなくなったときに被災したのであれば、身の安全の確保をしたら、すぐに水栓で水を汲めば水は確保できます。電気やガスよりも、水道が止まるのはずっと後になりますから、容器さえあれば水の確保はそんなに難しくないと思います。
 水は飲むこと以外にも、傷口の洗浄やタオルなどを濡らして身体を冷やすなど、さまざまな目的に使うことができ、いざというときに確実にあなたの命を守ってくれますから、特に外回りの多い人や非常時に長距離を歩かなければいけないような人は、是非水を持ち歩く習慣を持つといいと思います。
 いざというときに備えて、小さな安心感を準備しておいてくださいね。

重いものは下に置く

 聞く人が聞けば「なにを当たり前のことを」と言われてしまいそうですが、地震発生時にあなたが怪我をしないためには、肩以上の高さには重たいものを置かないことが鉄則となります。
 では、ご家庭や職場にある棚に入っているものを一度確認してみて下さい。
 案外と普段使わない重たいものが高いところに置かれていませんか。
 最近ではあまり見なくなりましたが、百科事典や何かの全集といった書籍は、普段はあまり読まないということで本棚でも高いところに置かれていがちです。
 台所だと圧力鍋や大皿、普段使わない機械類が食器棚やシンクの上の棚に無造作に置かれていませんか。
 職場だと、説明書や印刷用の紙、チラシ、機械類といったものが高い位置に置かれていないでしょうか。
 空間を効率的に使おうとすると、どうしても高い位置にものを置くことになってしまうのですが、高いところに重たいものを置くと、地震の際にそれが落ちたら大けがをしてしまいます。
 収納の基本でもあるのですが、重量物は下へ、軽いものは上へを頭の中に入れてお片付けをするようにしてください。
 落下物で怪我をしない、させないように、重たいものの収納位置に少しだけ気をつけるようにしてくださいね。

「生きている」という情報を発信する

 「便りがないのは無事な証拠」と言いますが、こと大規模な災害にあったときにはそういうわけにもいきません。
 いち早く自分が無事、あるいは怪我はしているが生存していることは自分の知り合いに伝えておいた方がよいと思います。
 特に被災地外から見ると、被災地はどうなっているのかさっぱりわかりませんので、あなたが生存情報を発信することで、とりあえずは大丈夫だという安心感が確保でき、余計な気を揉ませずにすみます。
 一番安心できるのは声の聞ける音声電話あるいはテレビ電話なのでしょうが、大規模災害では通信規制が行われてまともに通じなくなります。
 そうすると、メールや災害時伝言ダイヤル、災害時伝言掲示板、SNSといったものに頼る必要が出てくるのですが、停電などで無線通信設備が止まってしまうと使うことができません。
 また、いずれも通信規制がされる可能性が高いので、うまく発信できても受信する側にいつ届くのかは神のみぞ知るといった感じになります。
 それでも発信しないよりは遙かにマシですから、自分が無事だと伝えるためには、積極的に情報を発信します。できれば複数の情報発信手段を持っておくといいでしょう。
 生存情報は、可能であれば文字情報だけで。通信規制時にメールやSNSで写真を送ると通信環境にかなりな負荷をかけてしまうので、写真は状況が落ち着いてから発信するといいと思います。
 生存情報としては「あなたが生きている」ということと、わかれば現在位置、これからどこへ避難するのかといった情報を出しておくと、あなたの関係者の人達はとりあえず安心すると思います。
 被災地外から被災地への連絡は、いろいろな通信手段はありますが、基本的には殆ど通じないと考えていいです。ただ、被災地から被災地外への情報発信は逆よりはかなり速やかにできるはずなので、被災して生きているなら、どんな手段でもいいのでまずは「生きていること」を発信するようにしてください。

ケミカルライトをカバンに1本

 災害が起きた後はちょっとしたことで不安に陥ってしまうものです。
 電気や水道が止まっているかもしれません。避難したら、普段と異なる場所で場合によっては見知らぬ人達と長時間過ごさないといけなくなるかもしれません。
 そういうときにこころが折れてしまうと立ち直れなくなりますので、気分を落ち着けるための温かい飲み物が飲めるような準備、しっかりとした睡眠をとるための睡眠セット、そして正しい情報を集めるためのラジオは非常用持ち出し袋に入れておきたいものです。
 そして、明るさを確保することも実は気分を落ち着けるためには非常に有効だと言うことを知っておいてください。
 懐中電灯やランタン、ヘッドライト、ロウソクなど、灯りはいろいろとあるのですが、普段のメンテナンスがどれくらいできているかということと、発生した災害が何かによって使える道具が変わってきます。
 例えば、地震が起きたときなどは火は絶対に使ってはいけません。ガス漏れなどで爆発したり、揺れでひっくり返って火事が起きたりする可能性があるからです。
 懐中電灯やヘッドライト、電池式ランタンがあればいいのですが、勝手にスイッチが入っていて電池が切れていたり、きちんとメンテナンスできてなくて電池が入ってない、液漏れして使えないなどが問題として起こり得ます。
 また、非常用持ち出し袋を持って逃げている暇がない場合もあると思います。
 そんなときに備えて、普段使いのカバンにケミカルライトを1本入れておくといいと思います。
 コンサートなどでファンが振っている明るい棒、一般的にはサイリュームと呼ばれているものなのですが、化学反応で光を得るため総称としてはケミカルライトというそうです。熱も出さず、保管の危険性もさほどなく、常温保存できることから、非常に便利なものです。そしてその用途に応じてさまざまなものが存在します。
 強力な光で30分程度照らしてくれるものから、そこまで光は強くはないが半日以上光り続けてくれるものなど、ご自分の利用スタイルで準備しておくといいと思います。
 さほど重くなく、場所もとらないサイリューム。気をつけないといけないのは衝撃ですが、カバンの中でひどい扱いにならない限りは勝手に光っていたと言うこともない優れものです。
 そんなに高くもない便利なアイテム。あなたの普段使いの袋に一本入れておくと安心ですよ。

新型コロナウイルス感染症と災害避難

新型コロナウイルス感染症が地方でもじわじわと広がっているようですが、そんな状況でも災害は発生します。
梅雨入りして、ここで起きやすいのは大雨と水害ですが、お住まいの場所はそういった災害でも安全を確保できる環境でしょうか。
さまざまな事情で、災害が起きそうなときに避難所へ避難する場合、新型コロナウイルス感染症対策はしっかりとして避難をするようにしてください。
具体的には、非常用持ち出し袋に避難所で使用するマスクと、使用後に捨てるための密閉できるゴミ袋のセット、消毒用アルコール、体温計を入れておくようにしましょう。
また、衛生環境を考えると直接手で触れずに食べられる非常食も準備しておいた方が安心できると思います。
毎回書くことではありますが、避難所は場所貸しですので避難者用の設備は何もありません。必要なものは自分で持って行くことを忘れないで下さい。
そして、避難所ではできるだけ間隔を開けて待機場所を確保します。段ボール製やプラスチックなどでできた間仕切りがあれば一番良いのですが、ない避難所も相当数ありますので、その場合にはソーシャルディスタンスをしっかりと取ることです。
勘の良い方はお気づきだと思いますが、新型コロナウイルス感染症対策をしっかりと行っている避難所では収容人員が想定よりもかなり少なくなります。
ひどいところになると、収容者が1/10になるようなケースも想定されますので、天気予報や気象庁発表の注意・警戒情報で逃げた方がいいと判断したら、早めに避難することをお勧めします。
レベル4避難指示が発令されるときには、小さな避難所はほぼ定員オーバー状態になっていると考えて間違いありません。
早めに避難すれば、思った避難所への避難ができる可能性が高いですし、仮に定員オーバーでも他の避難所を探す時間的余裕ができます。
あなたの命を守るために、不安を感じたら避難をすることをお勧めします。

ハザードマップを確認しておこう

 梅雨入りし、雨が続く毎日になりそうな感じですが、あなたがお住まいの場所はどんな災害の場合に避難しなくてはいけないのかを知っていますか。
 避難する対象としては、地震、水害、台風、そして土砂崩れや火事等があり、それぞれに安全に逃げる経路や安全な避難所を検討していることと思います。
 このうち、雨で気をつけないといけないのは、水害と土砂崩れ。
 水害では浸水を、土砂崩れでは巻き込まれることに注意しておかないといけませんので、これらの情報が一目でわかるハザードマップを確認しておきましょう。
 ハザードマップでの水害は、ある条件下での浸水状態を表しているもので常にそうなるとは限りませんが、急傾斜地や地すべりなどの土砂崩れが起きるかもしれない場所については影響範囲と危険な場所がしっかりと明記してありますので、お住まいの地域にある場合には、しっかりと把握しておいてください。
 これは避難時に限らず、通勤通学経路を決めるときにも確認しておき、できる限りそういった場所を避けて経路を設定しておくようにしてください。
 ちなみに、小学校の通学路に指定されている経路は安全という方もいらっしゃるのですが、小学校の通学路は車との事故を防ぐことを主眼にして設定されていることが多く、もう何十年も見直されていないといったものもざらにありますので、あまり信用しない方がいいと考えます。
 ハザードマップを元にしてできるだけ安全な場所を移動経路にしておくこと。そして自分が安全だと思われる避難場所を確認しておくこと。
 これからの時期、さまざまな災害が起きる可能性がありますから、それに備えて確認しておいてくださいね。